CONTENTS MENU

抜き取りから注入まで自動で交換!エンジンオイルオートチェンジャー徹底解剖

2023/07/31

抜き取りだけでなく、注入も自動で実施

 6月に開催された「第37回オートサービスショー 2023」で初公開し、特に多くの反響をいただいた新製品が、『エンジンオイルオートチェンジャー』です。作業頻度が最も高く、集客メニューの戦略商品ともいえるエンジンオイルの交換作業で、オイルの抜き取りから注入までの一連の作業を全自動で行う、従来にはない商品です。本商品はオイル交換作業の実工数を大幅に削減し、作業の時間短縮を図ることで生産性向上を目指す整備工場にとって、まさにうってつけの製品です。今回のANZENニュースはエンジンオイルオートチェンジャーを徹底解剖し、全自動交換の作業手順に加え、優れた機能性を余すところなく解説します。
エンジンオイルオートチェンジャー本体切り抜き画像.png

下抜きオイル交換は工数や作業リスクが増加

 下抜きの場合、エンジンオイルの交換作業はリフトのあるストールを使い、メカニックが作業を実施しているケースが多いのではないでしょうか。リフトのあるストールがひとつ使えなくなるとともにメカニックは作業に付きっきりになります。また、近年の新型車についているエンジンアンダーカバーの脱着で工数が増加、交換作業にも時間を要する状況となっています。「リフトの昇降」「ドレンボルトの開閉」や「ダブルチェック」を実施する必要があるため、ヒューマンエラーを招く可能性も否定できません。下抜きによるエンジンオイル交換(ジョッキ注入)ではメカニックの実工数は平均約21分(整備時間:約30分)かかり、上抜き(ジョッキ注入)でも約10分(整備時間:約15分)を要します。メカニックによるオイル交換は、「オイルの運搬」「ジョッキによるオイル注入」は足腰に負担がかかるなど、作業負荷も高いです。
画像2.png

下抜き作業と比べて約15分の短縮、注入作業でも手離れ可能

 一方、抜き取りから注入まで自動で作業を行うエンジンオイルオートチェンジャーは、レベルゲージガイドから上抜きするため、作業の準備から油量確認まで約6分(整備時間:約9分)で完了、下抜きによる交換時間と比較して実工数で約15分の短縮が可能となります(※整備時間、整備実工数ともに弊社調べ)。抜き取ったオイル量を測定し、新油の注入も自動で行うため、メカニックが手離れでき、他の作業に時間を充てることができることも大きなメリットです。
 では、実際の作業手順を見ていきましょう。

①抜き取り用チューブの挿入

画像3.png
抜き取り用チューブをレベルゲージガイドに挿入、オイルパン底部にあたるまで差し込む

②耐油ホースNO2(オイル注入側)接続

画像4.png 画像5.png

フィラーキャップを外し、フィラーキャップアダプター(国産自動車メーカー8社を標準装備)を装着(左)。耐油ホースNO2(オイル注入側)を接続(右)

③ボタン操作

画像6_1.png
モードを選択し、スタートボタンを押すと運転がスタート

 オイル交換が終わり、レベルゲージガイドから抜き取り用チューブを抜く際、ノズル滴下防止ボタンを押すと、チューブからのオイル垂れを防ぐことができ、クリーンにオイル交換を完了できます。

画像7_1.png 画像8.png
ノズル滴下防止ボタン 抜き取り用チューブを抜いてもオイル垂れはなし

全自動運転からマニュアルモードなど全11モードから選択

 運転モードは全自動のみならず、マニュアルモードを含めた11種類から選択が可能で、抜き取り、注入の各作業については単独で運転でき、エンジンオイル量を100cc単位の増減で指定することもできます。例えば作業前にレベルゲージでオイル量の確認を行い、"F"レベルより多い場合や満たない場合は、増減ボタン(+200cc/+100cc/-100cc)で注入量の調整が可能です。また、オイルフィルターの交換を行った場合はフィルター交換用200cc増量ボタンを設定していますので、ワンタッチで操作が行えます。
表1.jpg
 この他、新油の補充、廃油の排出も自動で行うことができますので、手を汚すことやペール缶も持ち上げることもなく、簡単に作業が実施できる点も特徴のひとつです。

画像9_1.png 画像10_1.png

新油補充の際は、新油補充用パイプを耐油ホースNO1(オイル吸引側)に取り付けてペール缶にセット(左)。廃油排出の際は、廃油排出用パイプを耐油ホースNO2(オイル注入側)をホースにセット。新油の補充、廃油排出もボタンひとつでスタート(右)

2油種タイプもラインナップ、作業場の移動も楽に安全に

 エンジンオイルオートチェンジャーは1油種版(EAC-81)と2油種版(EAC-82)の2機種から選ぶことができます。タンク容量はEAC-81が新油、廃油ともに43リットル。EAC-82が新油21.5リットル×2の廃油43リットルという仕様です。
 いずれの機種にもφ125の大型キャスターを装備しておりますので、楽に事業場内を移動させることが可能です。(移動の際には、下部のタンクロックレバーを必ずロックしてください)
 このようにエンジンオイルオートチェンジャーは作業時間の短縮、作業中の手離れ、リフトを使用せず、どこでも作業が行えるため、作業効率の改善、メカニックの負荷軽減が実現します。また、クリーンにオイル交換が行えるため、作業場の美化にも寄与するなど、高いパフォーマンスが期待できます。
画像11.png
移動時の際はタンクロックレバーでタンクを固定

機能説明動画
https://www.youtube.com/watch?v=EUyH7m2iDFg

  •  AFR-A750M
  • スマートOBD SDOBD
  • エンジンオイルオートチェンジャーEAC-81/82
  • タッチレスホイールアライメントテスターARGOS
  • タッテラーZ TH-450シリーズ
  • レーザークリーナーType100
  • AFR-A750M
  • スマートOBD SDOBD
  • エンジンオイルオートチェンジャーEAC-81/82
  • タッチレスホイールアライメントテスターARGOS
  • タッテラーZ TH-450シリーズ
  • レーザークリーナーType100
電子制御装置整備整備用スキャンツールリスト
会員サポートサイト
動画一覧
お役立ちツール
イベント情報
税制・補助金情報
新卒採用サイト
中途採用サイト
ANZENのアフターサービスANZENのアフターサービス
メールでのお問い合わせ
メールマガジンのご登録
最寄の支店・営業所
よくあるご質問
よくあるご質問
Copyright (C) ANZEN MOTOR CAR CO., LTD. All Rights Reserved.