オートサービスショーでは機器とサービスをご覧いただきますが、是非ご来場の皆様に注目していただきたいのが1日4回、実演を含めてご提案するプレゼンテーションです。今回は司会役のナレーターと弊社社員による掛け合いで進行する新たな趣向を取り入れました。また、従来は各コーナーで個別のプレゼンを実施してきましたが、今回は「車検」、「乗用車」、「大型車」の各コーナーをひとつのストーリーに統合する総合プレゼンテーションという形式で実施いたします(30分間)。また、屋外ブースでは洗浄機器の実演を行う予定です(10分間)。製品やサービスをさらに分かりやすくご理解いただくために、プレゼンと動画コンテンツ、実演を組み合わせ、作業の効率化と省力化、そしてコンプライアンス強化に加え、生産性の向上、作業負担の軽減など、ひいては利益率向上に繋がるご提案を展開いたします。ご期待ください。
総合プレゼンテーションは車検コーナーよりスタートいたします。開始のお時間が近づきましたら、車検コーナーにお集まりください。その車検コーナーのプレゼンの見どころはなんといっても作業効率向上とコンプライアンス強化の新機能を搭載した「ラインマスター」です。従来であれば、検査の流れを中心に実演を行ってきましたが、今回は「ラインマスター」の作業効率とコンプライアンス強化に焦点を当て、入庫時の優位性を再現いたします。例えば、メインテックや自整業システムより車両情報を取得することで、各検査項目を選択することなく車両に合った検査がスタートできるセミオートモードの採用ではナンバーの認識、FF車であれば前輪ブレーキ検査の後スピードメーター測定に自動切り替え、そしてタブレットによる検査画面の確認などを実際の実演にてご覧ください。
更には開始まで1年あまりに迫ったOBD車検についても、スキャンツールをはじめとした最新の情報をお伝えいたします。
弊社ブースの車検コーナーより 総合プレゼンがスタート |
車検をさらに進化させた「ラインマスター」 |
車検コーナーのプレゼンが終わると、舞台は「乗用車」コーナーに移りますが、そのまま移動しなくてもプレゼンが見られるよう、モニターにて中継を実施します。その乗用車コーナーのプレゼンテーションではタッチレスアライメントテスター「ARGOS(アルゴス)」と参考出品のロボティクスエーミングシステムの実演にご注目ください。「ARGOS」はホイールにターゲットを取り付けることなく、入庫からわずか5秒でトーとキャンバーの診断を行うことが可能であり、そのスピーディーな診断を実際に見る、またとないチャンスです。
一方、参考出品ながら次世代のエーミング機器として注目いただきたいのがロボティクスエーミングシステムです。ロボットが自動でエーミングの準備を行うというもので、ひとつのサプライズとして展示・実演を行います。もうひとつの大きなトピックスとしては抜き取りと注入が自動で完結するエンジンオイルオートチェンジャーを紹介いたします。自動車整備作業の自動化を促す数々のサービス機器の実演はお見逃しがないようご留意ください。
5秒診断が注目のARGOS(左)とエーミングをロボットが行うロボティクスエーミングシステム(右)
次に労働環境の改善をテーマとする大型車コーナーのプレゼンは3基のリフトにご注目ください。様々な車両に対応できるよう全ポストが移動でき、リフトアップ時のセッティングがより簡単になったツインパワーリフト、車両や作業に合わせて自由に使え、マルチ整備システムを可能とするフロアリフト、そして基礎工事が不要で、フラットなストールがあればどこでも使用可能なモバイルコラムリフト、それぞれのリフトの昇降を実際にご覧ください。
その他、スタンディングホイールドーリーやタッテラーといったタイヤ脱着作業における省力化機器、オイルリールやエアリールの天井配管をなくし、クレーンの可動範囲を広げるワークパフォーマーデスク、危険を伴う高所作業、塗装作業を安心・効率的に行えるエア式アクセスリフト、フロアリフトの開口部に取り付ける落下防止パネルユニットや、確かなグリップ力で安全性を高めるくつ底キャッチャーなど、実際にご覧いただき、触れてみるまたとない機会をご提供いたします。
全部移動を可能にしたツインパワーリフト(左)とクイック・下回り整備に最適なモバイルコラムリフト(右)
屋内のプレゼンの20分後には屋外に設けた洗浄機器コーナーでプレゼン・実演を実施します。注目は手洗い洗車の省力化ツールの実演です。通常の手洗い洗車より作業効率がどれだけ上がるのかご注目ください。また、レーザークリーナーによる汚れや錆落としの実演による洗浄効果はまさに目からうろこです。普段見ることができない洗浄サービスに是非ご期待ください。
手洗い洗車の実演イメージ
弊社では常日頃より整備機器を安全にお使いいただくために機器の保守管理の大切さを訴えてきました。整備機器の保守管理なくして、整備事業場の安全性は保つことはできません。各整備機器のメンテナンスを怠ってしまった場合、重大事故が発生する可能性があります。
今回、弊社が作成したメンテナンスガイドブックは、整備機器の不具合や事故事例を掲載し、メンテナンスの重要性を大きく訴えています。これらは日常点検の励行で不具合を早期に発見できれば防ぐことは可能となっており、今回は巻末に点検表(チェックシート)を作成しました。また、日本自動車機械工具協会による自動車検査用機械器具の適正使用をテーマとする講習会のご案内なども掲載しています。メンテナンスガイドブックを活用することで、安全・安心な機器の使用ができ、経営品質を高めることができます。メンテナンスガイドブックは弊社ブースにて配布いたします。なお、出展商品のカタログにつきましては、オートサービスショー2023特設サイトよりダウンロードできます。
https://www.anzen.co.jp/ass2023/
配布予定の整備機器メンテナンスガイドブック。巻末にはチェックシート付き(右)