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物流の2024年問題のソリューションは自動化・機械化による省力化と効率化がキーポイント

2022/11/08

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運送事業者の働き方改革は物流の2024年問題

 「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」(働き方改革関連法)の施行に伴う「時間外労働時間の上限規制」(罰則付き)は、大手企業では2019年4月より、中小企業では2020年4月より、それぞれスタートしました。ところが一部で適用除外対象となり、5年の猶予期間が設けられた業種がありました。「自動車運転の業務」がその一つであり、自動車運送事業者が該当します。猶予期間は、2024年3月末日までで、翌4月1日より、自動車運送事業者にも働き方改革関連法が適用されることになります。新型コロナ感染症拡大に伴うEC(Electric Commerce)需要が拡大する一方、長時間労働の常態化と人材不足、自然災害の頻発化など、様々な問題が深刻化する自動車運送業界は、ドライバーの働き方改革を実施することで、運送事業者の企業活動に大きな影響が出てくることが想定されています。「時間外労働時間の上限規制」をはじめとする働き方に関わる様々な課題は2024年問題と呼ばれ、早急な対策が求められています。

物流取扱量が増加する中、ドライバーの長時間労働、人材不足は深刻に

 国内貨物輸送量の総量は近年減少傾向にあるものの、EC需要などの拡大により、トラックの取扱量は2022年3月が2019年同月比8.8%増、宅配便取扱個数は約20%増になるなど、ともに拡大傾向にあります(出典:国土交通省)。しかしながら、トラックドライバーには長時間労働と人材不足の2つの課題が横たわり、年々深刻化しています。2020年におけるトラックドライバーの年間労働時間は、全職業平均が2,100時間であるのに対し、中・小型トラックは2,484時間、大型トラックで2,532時間と、全職業平均より約2割程度長いことが分かっています(下表)。
 一方、ドライバー不足については、2022年8月の全職業有効求人倍率は全職業(パート除く)が1.22倍であるのに対し、トラックドライバーは2.45倍と高水準の求人倍率となっています。職業別の有効求人数の割合は、介護サービスに次ぐ2番目の求人数であり(出典:ハローワーク情報サイト)、それだけ業界のドライバー不足が顕著であることが分かります。
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「時間外労働時間の上限規制」など、物流業界の2024年問題が顕在化

 このような深刻な課題を抱える自動車運送業界は、2024年4月1日よりスタートする「時間外労働時間の上限規制」により、これまでの規制なしの状態から大きく変更されます。また、月60時間超の時間外労働への割増賃金引上げ、勤務間インターバル制度など、働き方に関わる様々な変更が求められます。ドライバーの場合、既にスタートしている一般則とは異なり、(自家工場の整備士らは一般企業と同様の一般則)、年間の残業時間は960時間以内に規制され、徹底した労務管理が求められます。これに伴いトラックドライバーの増員、それらに伴うコスト増など、中小の運送事業者の経営に影響が出てくることが予想されます。仕事はあっても人手不足により経営の継続ができない事態も考えられ、ひいては社会活動の停滞が生じる可能性も否めません。

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省力化・効率化機器の導入で労働時間削減・環境改善

 こうした経営課題をソリューションする手法として注目されているのが、業務の自動化・機械化の推進です。自動化・機械化を進めることは、作業者の負担を軽減するとともに、業務に関わる作業時間の短縮とコスト低減を実現するなど、省力化・効率化に寄与します。また、こうした流れによって、作業者の安全やコンプライアンスへと繋げることで、大切なお客様へのサービス向上など、経営の好循環への道筋が可能となります。自動化・機械化には様々なアプローチがありますが、弊社では以下の2点についてご提案いたします。

門型洗車機「カミオンカスタム」と「ジスペクトⅢ」で作業の軽減を実現

 大型洗車機「カミオンカスタム」は、洗車時間の短縮や高い節水効果などでドライバーや経営者にやさしい機能をそろえたハイスペックな大型車専用の門型洗車機です。液晶タッチパネルの採用による操作性とブラシボリュームを13%アップすることによる洗浄能力の向上、そして従来モデルから1分以上も洗車時間を短縮し、業界最速の3分55秒で洗車が完了するなど、作業効率を大幅に高めました。また、節水効果を向上することで、環境と経営にも優しい機能も充実させています。この他、車高判断センサーの搭載による安全性なども含め、経営品質を高める機能がオールインワンとなっている点が特徴です。
 操作性、洗車スピード、そして節水効果という点では、小型車用の門型洗車機「ジスペクトⅢ」も大幅な性能向上により省力化・効率化に貢献します。
 表示画面にしたがって操作するだけの簡単タッチパネルを採用するとともに、新制御方式により、業界最速の85秒/台で洗車を完了。また、洗浄力はそのままで使用水量は従来機の半分以下となる節水効果が特徴です。さらに最短レール長は7.8mと省スペース化も実現(四輪スペースジャックと組み合わせるとレール長5.8m)。充実の装備が魅力となっています。

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大型バスのルーフ部の洗浄性能もアップするとともに、洗浄時間を大幅に短縮
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従来機と比べレール長を500mm短縮するとともに、性能を充実させた「ジスペクトⅢ」

トラック・バスのタイヤエアを4本自動充填する省力化インフレーター

 タイヤから離れたところで空気充填の操作が行えるのが、大型車・トラック・バス用のインフレーター「TB-4AP」です。タイヤから離れて空気充填作業が可能で、安全性が向上しました。4本同時に充填可能で、空気充填後のエア圧の確認はチャックを外すことなく本体側でできるため、作業効率の向上にも寄与します。
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遠隔操作も可能とし、安全性を更に向上

  •  AFR-A750M
  • スマートOBD SDOBD
  • エンジンオイルオートチェンジャーEAC-81/82
  • タッチレスホイールアライメントテスターARGOS
  • タッテラーZ TH-450シリーズ
  • レーザークリーナーType100
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